ゲットバッカーズ 六巻

無限城にある、『IL』を奪還せよ――
それが今回の依頼である。
美堂蛮、天野銀次、冬木士度、風鳥院花月、工藤卑弥呼、赤屍蔵人
計6人が集められた、とんでもなく『でっかい仕事』。
今までにない、数巻ぶち抜きで描かれる、無限城での数々のバトル。
ドキドキハラハラのIL編――と言ったところか。

綺麗な顔して鬼のように強い、そんな花月の本領がついに発揮されるのもこの巻である。
ところで今回、卑弥呼にはまるで活躍の場がないのだが……
『IL編』の間に彼女の大活躍は見られるのだろうか。
そんなところも若干気になるものである。

そして今回のボス、という立ち位置であろうか、マクベス。
彼の寂しそうなところが、なんだか非常に気にかかる。
この話の終結には、ちゃんとマクベスが寂しくなくなるのだろうか。そこが一番の気がかりといっても過言ではない。
己の名を持たず、家族も友もない孤独を抱えたマクベスを、
『雷帝』天野銀次に救うことが出来るのか。
なんだか、マクベスを見ていると、こちらまで寂しくなってきてたまらない気分になるのだ。
すごく苦くて、辛い心持ちになる。
マクベスが朔羅に対して、まるで『母』か何かを求めるような、
そんな動きをしているように、私には見える。それがたまらなく寂しい。

LENS(レンズ)とは一体どのようなものなのだろう。マクベスの造りだす、何もかもを真っ白にするモノ――
それは本当に彼の望む世界なのか。彼の望む本当の救済とは何なのか。
私にとっては、何よりマクベスの心境が気になって仕方のない6巻であった。

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