ゲットバッカーズ 五巻
かの有名な画家、ゴッホ。その代表作である『ひまわり』。
その『幻の十三枚目』が見つかったという。
今回の依頼は、怪盗『クレイマン』によって奪られたという『十三枚目のひまわり』の奪還である。
そして、クレイマンの側には見覚えのある顔――『レディポイズン』工藤卑弥呼の姿が。
色々な意味で、一筋縄ではいきそうな気のしない依頼であるが――
十三枚目のひまわり、それが、贋作なのか、それとも――?
そして、クレイマンとは一体何者なのか――
いつにも増して謎の多い今回の依頼であるが、まあ、相変わらず悪党は最後に痛い目を見るのだ。
考え方にもよるが、今気付いた。ゲットバッカーズ、彼らはまさか、『正義の味方』だとでも言うのだろうか。
あんなにも歪な正義の味方というのも、面白いとは思うが……
それにしても、気付いた後の方がむずむずするだなんて、珍しいにも程がある。
あまり考えない方が良さそうだ。彼らがやっていることを、人助けだとは思うが、
それを正義の味方だなんて……なんだか悔しくて認めたくないのである。
これも彼らのキャラクターのなせる業なのだろう。
そう、まるでいつも一緒に阿呆をやっている友人が、驚くほどの『いいこと』をして、
それを素直に褒めるだなんて照れくさいし、なにより悔しい。
そんな気分である。
そういえばこの巻にて奪還屋になったと発覚する士度と、ゲットバッカーズの今後の関係も
非常に気になるところではある。
そしてマドカと同居だなんて羨ましい……が、士度なら仕方ない。
そんなことも思った5巻であった。